試合後、観戦に訪れた恩師のオシム監督に「今日の勝利が最後にならないように」とオシム節で祝福された。
最初にこの話を聞いたときは、ただ単純に「オシムらしいシニカルなジョークだな」としか思わなかった。ただ考えてみるとオシムは病気のために、自分の意思とは別の力で監督を退かなければならなくなった。
人生何があるか解らない、という人生訓なのだろう。それ以上に「たかが初勝利で浮かれるな」という意味もあるのだろうか。
そして、このニュースである。
浦和開幕連敗!オジェック監督解任へ…(スポーツ報知)
浦和、2試合でオジェック監督解任(スポニチ)
TVで見ていたとき、ピクシーとオジェックが握手していたシーンが流れていた。ひょっとしてオジェックはこの時に自分の運命を感じていたんじゃないかな。自分の監督としてキャリア初の勝利を挙げたピクシーと自分のキャリアをいったん終わらせられる監督のクロスオーバーは物悲しい。
「今日の勝利が最後にならないように」
これは決してシニカルなジョークではなく真理なのだ。世界第三位を決めた瞬間の雄姿をみて、来季の公式戦2戦目で解任されることを想像していた人間がいるだろうか?そうなのだ。彼は浦和を世界第三位に導いた名将なのだ。それがこの仕打ち。非情で無常だ…。
ハワード・ウィルキンソンがリーズの監督時代に言ったとされる言葉を思い出す。
「監督には二通りしかいない。
クビになった監督と、これからクビになる監督だ」
※上記動画の1分7秒ぐらいのシーンを見てね。
別にオジェックを擁護するわけではないが、彼はしっかり自分の信念をもって浦和と言う強いチームを作り上げていたと思う。これは私の勝手な想像だけど、「守備的な」チームを作り上げていたオジェックと「攻撃的な」という幻想をもった世間とそれに答えようとしているフロントや選手との差が大きくなって、結果が出なくなった瞬間、その差がより大きなクレパスになって地割れに飲み込まれたんじゃないかな、と感じている。
そうでなければ納得がいかない。まだ2試合だよ?去年はしっかり結果を出しているんだよ?何なんだよ、浦和って言うクラブは。
いや、もし2連敗したのがうちで、ピクシーが電撃解任なんてことになったら…。想像したくない。ピクシーはマンチェスター・ユナイテッドのサー・アレックス・ファーガソンのように何十年もグランパスの監督になってほしい。いや、ピクシー自ら師事しているアーセナルのベンゲルのように。
ここ数年カウンターを主な戦術にしていた浦和は決して攻撃的ではなかった。しかしそれはリアリスティックな現代サッカーの体現であり、厭らしいぐらいに強かった。次の監督はゲルト・エンゲルスらしい。フリューゲルスの一件でよく覚えている。彼ならもう一度強い浦和を築き上げられることだろう。「攻撃的」か「守備的」かは解らないが。
次に浦和とやる時は9月28日の27節だ。この時両監督がピクシーとエンゲルスである確約は出来ない。なんとも切ない職業なんだろう、監督って。そうならないことを切に願っている。






決して浦和は、2試合で解任した訳ではありません。むしろ遅いくらいでした。
去年の内に契約を解消して、今シーズンは新しい監督で出発すべきでした。
戦術無き監督、選手とコミュニケーションの取れない監督、去年から問題は山積みでした。去年から、何試合勝っていないでしょう。何試合無得点が続いているでしょう。オジェック監督は、決して守備的なサッカーではありません。むしろ、攻撃的なサッカーを目指していましたが、結果が出ませんでした。
今の成績を、オジェック一人のせいにするつもりはありません。
岡野がブログで、『心ひとつにして戦う』と、選手間で話し合ったと報告しています。
選手も、フロントも、サポーターも心ひとつにして、この難局を乗り越えたいと思っています。
9月28日は、元気になった浦和をお見せします。
>決して浦和は、2試合で解任した訳ではありません。むしろ遅いくらいでした。
確かに内部から見ればそうなのでしょう。
解ります。
ただやはり私のような外部の人間からすれば「2試合」という評価なのです。
>9月28日は、元気になった浦和をお見せします。
楽しみにしています。
このBlogでも書きましたが、浦和はJリーグのマンUやバイエルンに成ってもらわないといけません。応援はしませんがwJリーグファンの1人として楽しみにしています。