2009年09月03日

正義って言う言葉を胡散臭く感じてしまうのは私が汚い人間だからだと思う

週刊少年ジャンプという雑誌がありまして。なんてあらためて私が紹介する必要が無いほど世間には認知されている週刊誌ではあるのだけど、今日はその中で私が毎週楽しみに読んている「BLEACH」という漫画の話。

BLEACH世界の正義って何なの - 失踪外人ルー&シー

特に最近の展開は面白いなぁと思っていた私にとって、上の記事で展開される論旨に「なるほど、こういう視点があるんだな」と素直に感心する部分と、もちろん自分の中で面白いと感じていた部分が否定されているので、それを否定したい部分もある。

ま、所詮漫画なんだし、そんなのは誰がどう感じるかなんて人それぞれだと十分理解しているんだけど、敢えて「私はこう考えている」っていう部分を書いて行こうかなと。

私が今「BLEACH」が面白いなぁと思う理由は「個々のキャラクタが個々の感情や理屈を持って動き出している」というところ。そういう意味で「NARUTO」も「ONE PIECE」もそういうところあると思うんだけどね。(NARUTOはちょっと違うかな?異論は認める)

「BLEACH」では主人公の一護は一護の感情や理屈で動いているし、織姫は織姫の感情や理屈で動いているし、石田は石田の、護廷十三隊は護廷十三隊それぞれの、仮面の軍勢(ヴァイザード)は平子やひよ里の、藍染は藍染の、ギンはギンの、破面(アランカル)だってそれぞれの感情や理屈で動いている。

もちろん、それぞれ勝手な理屈や感情で物事を判断し動いているので、お互い衝突したり認めあったりしながら、物語が動いていて、そこに共感できたり出来なかったり、まだ理解できなかったりも当然するんだけど(特に藍染やギンなんかね)、なんかそんなことを考えながら読み進めて行くと面白いなぁと。

一護や織姫なんかその場の感情で動きすぎて、筋が通らない感じが逆に一護や織姫の成長できていない部分の表れなんじゃないか〜なんて思いながら見ていると、一護や織姫が可愛らしく見えてくるんだよね。

私たちが一護や織姫の年代の時もそうだったじゃない。あんなに過酷な試練は無かったけど、日々の生活の中で仲間たちと、その場の感情に理屈を付けて人を傷付けたり、傷付けられたりしながら、人を許し理解し合いながら大人になっていくんじゃないの?

そこに一本通った「筋」なんてないし、ましてや「正義」なんて大義名分も無い。

あるのは青臭くって未熟で繊細で頑なでそれいて優柔不断な感情や理屈だけ。そう言った部分が(作者の意図かどうかは知らないけど)出ていて、そこに面白さを感じるんですよ。

それでも譲れないものって言うのがガキにはガキなりにあって。

例えばウルキオラに「俺の左腕と左足を斬れ」と言ったシーンは、私は一護の一途さが出てる部分で好きなんですよね。傍から見れば仲間が危険なのに何言っちゃってるの!って思う部分で、実際にあの世界でもそう思うキャラもいるんだろうけど、純粋に一護が持つ強さへの憧憬って奴で、朽木白哉の時も似たようなこと言ってたしな。理屈を超えた部分の感情的な一途さって、大人の我々からすれば理に合わない戯言なんだけど、逆に自分の感情に素直で打算的ではない部分が一護に見えて。

織姫もそう。一護に頼られたいと思って強くなりたいと思う反面、逆に頼りたいという部分も見えて。そういう意味で弓親や一角もそうだよね。彼らも彼らの青臭く未熟な感情で自分と回りの人々を巻き込みながら、誰かに支えられ助けられて、その青臭さを叱咤され、それでもどこか譲れないものもあったりとかね。

なんかね。もうほんと「BLEACH」のキャラを見てると、ギュッてしたくなるのよ。

そういうところが私がBLEACHを好きで見ている理由なんですよ。

んで、上の記事を読み解くと、なんかmatsumura9396さん(なのかルーさんなのかシーさんなのか良く解らないんですけど)は「今のBLEACHは面白くない」なぜならば「BLEACHの世界での正義がよく解らない」という見解なんだそうな。曰く「少年漫画で作品の根底に流れる正義が曖昧だと色々不都合があるんだよな」なんだって。

「曖昧でない正義」ってなんだろう?
そんなことを朗々と語れる人間は宗教家か政治家ぐらいじゃないだろうか?

そんなものを今の世の中の、「少年漫画」を読む世代の子供たちは求めているんだろうか?それとも(私を含めた)大きなお友達が求めているのかな?「はっきりとした正義があると都合が良い」ってそれは誰の都合?雑誌社の都合?世間的な都合?漫画家の都合?読者の都合?

一見論理的であるようだけど、根底にある理屈が良く解らない。

同じように根底にあるものが良く解らないものとして、文章中に挙げられた例も私個人としては理解し難いものがあった。それは「J-POPの歌詞に、瞬間的にかっこいいフレーズを並べただけで全体としては意味不明なヤツとかあるけど、完全にああいう感じ」

何故J-POPの歌詞に意味が無ければいけないのかが解らない。

歌詞全体に意味が無ければ良い楽曲とは言えないのだろうか?そんなことは無いと思うけどね…。例えば「LOVE PSYCHEDELICO」なんて楽曲を通して格好良いと思うけど楽曲全体を通した歌詞の意味なんて良く伝わらないし。HIPHOP全盛のこの世の中で楽曲を通しての「歌詞の意味」に囚われることってどうなのよ?単純に格好良さを求めて共感することもあるんじゃね?「B'z」みたいにさ。

HIPHOPみたいにトラックにリリックを乗っけてトラックを繋げて楽曲にするようなポップスもあって良いんじゃないの?って私なんかは思う訳です。なんかあれだ、昭和を代表する「人生幸朗」師匠が言うような「リンゴは何にも言わないけれどリンゴの気持ちはよく分かるって、リンゴが物言うか!リンゴが物言うたら果物屋のおっさんがうるそうてかなわんやないか!」っていう感じに似ているのかな(違)。

話が逸れた。

そもそも現実として千差万別人間がいて「正義」や「友愛」という大義名分だけが人間の行動原理だと思っていたらそれは大きな誤解で、しかも何かの事象(例えばBLEACHの中では藍染率いるアランカルとの対決)に関わるモチベーションも、純粋に平和のためと使命感を持つ人もいて良いし、上からの命令だからとする人もいて良いし、自分の功名心であったりもするだろし、一護たちは織姫を助けることを優先するし、ただ戦いが好きなだけの奴もいて良い。アランカル自体を検体として考えている奴もいて良い。

それが自然だし、例えば皆が皆同じモチベーションで「自らの身を犠牲にして世界平和のために!」なんて声高に戦いに臨むなんて、胡散臭いしうすら寒い。まして「正義のために自分自身に偽ってでも使命を果たすべきだ!」なんてそれもどうなのよ?友人のため自分のため家族のため名誉のため嗜好のため、それぞれのモチベーションで良いし、その中で譲れないものがあっても良いし、その方が自然じゃないだろうか?

そこに葛藤がって対立があって協調があって、そこにドラマあっても良い。

しかし、この作品自体その部分を明確に書かないっていうのがあって。私なんか逆にそこから妄想を膨らまして楽しむ方なので、これはこれで良いと思うけど、まぁ、それが許せない人もいるってことかな?と勝手にまとめて理解ある大人のふりをすることにしとこう。

でもまぁ、それでも「少年漫画で作品の根底に流れる正義が曖昧だと色々不都合があるんだよな」って言う部分は何だかなぁと思ったりするけどね。
posted by しょうちゃ at 12:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月09日

「マンガ中国入門」を買ってみる。

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「マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究」という本が昨日届きました。ちょっと前の「マンガ嫌韓流」を買った流れで予約したのですが。ジョージ秋山御大が絵をお書きになっていらっしゃると言うことで、ちょっと期待したのですが、マンガ自体としては期待はずれかな?だから「マンガ」として読みたいって言う人にはオススメできないです。

でも内容の方は面白かったです。俺は中国に関しては興味が無いので、中国に対しての知識も無く、韓国ほど熱心に嫌いではなかったのですが、これで心置きなく嫌いになれそうです。(ぉ

まぁ、これを読むと中国と言う国がどれだけ尊大な国か良く解ります。

それにしても、さすがは御大。女性がエロい。こういう色気のある女性を描かしたら日本一の漫画家ですねぇ。「浮浪雲」に出てくる女性も色気があって良いですよね。

その昔、「ピンクのカーテン」っていうマンガを描いていて、その単行本が近所の床屋にあったんですよ。で当時小学校高学年の時かな?ドキドキしながら読んでいて、床屋の親父に怒られて丸刈りにされた覚えがありますよ。いやぁ、ガキだったなぁ…。

そんな郷愁に駆られながら、楽しく拝見しました。

↓購入はこちらからどうぞ。



posted by しょうちゃ at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月01日

「嫌韓流」届きました

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「嫌韓流」という漫画をAmazonで予約して買いました。確か7/26に発売していたと思いますが、手元に届いたのは昨日7/31(日)。まぁ、遅れるのは「注文が殺到していて発送が遅れます」メールが届いていたので、知ってはいたのですが。

しかし、本当に売れてるんですねぇ…。
内容は2chのハングル板なのでお馴染みの内容なので、特に目新しい発見は無いのですが、この背景の手抜き加減といい、お前は冨樫義博かよ!っていう突っ込みを入れてみたくなりました。

何とかならなかったんですかねぇ…。

でも面白かったですよ?(何故疑問符?)韓国に関しての入門篇として、皆さんにお勧めします。「俺はヘビーな2ちゃねらーだぜ!」っていう基地外コアな人には別の本を読んだ方が良いのではないでしょうか?でもとりあえず、買えばそれでネタには使えますよ?(俺みたいに…)

あと印象に残ったシーンを上げておきますね。
kenkan001.jpg

…そんな顔しないでよ…w



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posted by しょうちゃ at 13:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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