書評と言うのは大げさだけど、読みました。「もしドラ」。
内容はありきたりの青春野球ラノベにドラッカーの「マネイジメント」の内容を結びつけて、「ドラッカー入門」みたいに作ってあります。その発想は面白いですね。
こういうの流行るかもだなぁ…。
例えば
「もし高校サッカーの女子マネージャーがマキャベリの『君主論』を読んだら」とか
「もし高校バスケットの女子マネージャーがアダム・スミスの『富国論』を読んだら」とか
「もし高校柔道部の女子マネージャーが宮本武蔵の『五輪書』を読んだら」とか…
ないないw
この小説を読んで思ったことは、この小説こそ今のプロ野球界のてっぺんで胡坐をかいているオーナーやフロントやコミッショナーに読んでもらいたいですな、と。
今のプロ野球に一番足りないものが解る。
マーケティングは現場レベルで良くやっていると思います。が、圧倒的に足りないのは「イノベーション」。12球団どこを見ても同じような野球をしている。
昔はもっと個性があった気がする。
セ・リーグはセ・リーグの野球があったし、パ・リーグはパ・リーグの野球があったし、巨人の横綱野球があったり、中日のがつがつした野武士野球があったり、阪神の弱いけど愛される野球があったり…。
巨人が豊富な資金力で選手をかき集めるチームであるならば、徹底的にそれをやるべきだし、広島が若い選手をコツコツと育てて作り上げるチームであるなら、徹底的にそれをやるべきなのだ。
選手個々もそう。今プロ野球で一軍の投手は小奇麗な投球フォームで切れのあるムービングボールを投げる選手ばかり。サブマリン山田久志やマサカリ投法の村田兆治みたいとは言わないけど、ねぇ…。
スモールベースボール。日本プロ野球をWBC2連覇に導いた野球ではあるけど、何も12球団が全部それに固執する必要は無い。もっともっと球団に個性を持たしてほしい。それこそ日本プロ野球に必要な「イノベーション」であると思う。
決して過去回帰では無いよ。昔はそれこそ、お金が無いチームはそれでも巨人に勝つためにいろいろ工夫をしていたし、体の小さい選手は、それでも野球のプロとして活躍するためにいろいろ工夫をしてきたのだ。その結果が昔の面白かったプロ野球を形作って来た。昔の人が出来たんだもの。今でも出来るさ。
中日・落合監督が福留がメジャーに行くときに、「走攻守3拍子揃っている奴は皆メジャーに行けば良い。日本には何かに特化した選手がいれば良い」という旨の話をしていた。まさにその通りだと思う。
そして個性の強い選手だけが残り、いろいろな工夫や努力でプロ野球を作っていく。そうなればもっとプロ野球も盛り上がると思うんだけどね。
これはJもそう。若くて有能な選手は皆海外へ挑戦すれば良い。杉本のように足の速さだけはメッシやロッペンに負けない選手とか、巻のように足より先に頭が出てくるような選手が下手糞なりにガチガチやっていくような、そんなリーグでも良いかなと。
ま、それは私の考えだけどね。
と、そんなことを思いました。





